シンギング・リン®︎が生まれるまで
開発の経緯
私たちは、1 人ひとりが自分の音を奏でる楽器のようなもので、私たちの体は本来、その細胞のひとつひとつが振動し、調和しています。しかし、ストレスなどの影響でそれらの振動が乱れ、不協和音を奏でてしまいます。豊かに、自分らしく、健康に生きていくためには、心と身体と魂の調和は必要不可欠です。シンギング・リン®の倍音と振動(ハーモニック サウンド)に共鳴共振すると、身体と心の不調和が整い、本来の状態にチューニング(調律)され、今のあなたにとって一番バランスのとれた状態に戻ると考えられます。
交響曲を奏でるオーケストラは、演奏前には必ず、コンサートマスターの音に調律します。たとえ単独で巧みな技術や才能を持ったパフォーマーがいたとしても、チューニングされていなければ、美しい音色のハーモニーは生まれません。
チューニングが上手にできると、音と音が共鳴し合い、響き合って、素晴らしい交響曲を奏でることができます。
シンギング・リン®は 2004 年 12 月 10 日にこの世に誕生しました。いつでもどこでも誰でも、同じ音色を簡単に奏でることができます。巧みな職人技によって、同形同質につくられ、複数の周波数の音を同時に奏でることが可能なシンギング・リン®同士は、お互いに共鳴し合います(サウンドレゾナンス現象)。シンギング・リン®の音がまず自分自身の心と体を調律し、次に他の人と共振共鳴を起こしていきます。そして同調化現象が連鎖して、美しいハーモニーの輪が広がっていくのです。自分の中に生まれた幸福感が多くの人の中に広がっていったとき、愛と調和の地球交響曲が世界中で奏でられると信じています。
龍村仁監督の映画『地球交響曲・ガイアシンフォニー』にもシンギング・リン® が登場しました。

私たちは皆、進化発展中であり、様々な学びを通して体験するストレスを軽減し、自分の内なる宇宙から湧き上がる本来のリズムと共振共鳴するために、シンギング・リン®は地上に誕生したのだと思っています。その神聖なリズムに繋がりながら、進化発展途上である一瞬一瞬をベストな状態だと受け入れ、感謝していくことが、自らと周りの幸せに繋がると考えています。
和真音 シンギング・リン®開発者

『地球交響曲・ガイアシンフォニー』龍村仁監督と和真音

音と癒しの関係について世界的な提言を行った、故ミッチェル・ゲイナー博士と和真音。2006 年。
ミッチェル・ゲイナー博士は、元コーネル大学医学校付属ニューヨーク病院ストラング癌予防センターで癌科科長およ
び統合医療プログラム所長を務め、『音はなぜ癒すのか』の著者。
開発秘話
シンギング・リン® 漆黒 誕生秘話

2001年、9.11をN.Yにて身をもって体験し、その後の苦しい時期を経て、日本に帰国しました。しかし、私の体調は悪くなり『免疫不全症候群』の診断を受けて、治療を続ける毎日を送っていました。薬の副作用でさらに症状は悪化し、思いきって自然治癒力に身を委ねた結果、その半年後になんとか外出ができるようになりました。
そんな時、友人に誘われたイベント会場で、クリスタルボウルやチベタンボウルに出逢い、頭に被せて音を初めて体験し、衝撃を受けたのです。
その時の不思議な体感覚を感じた夜、夢の中でとても不思議なビジョンを見ました。
それは、会場で聞いた音色に近いのですが、さらに静謐で凛とした美しい音と響きに包まれ、無上の喜びが泉のように懇々と湧き出し、その音色が地球中に響き渡り、全てのものをチューニングし、見事に共振共鳴し合って創造された、この世のものとは思えないほどの荘厳壮麗な光景でした。
その時に見たのが、シンギング・リン®︎であり、その大きさや形などの細かな完璧な設計図も私にダウンロードされました。
その音はその後もずっと私の中で鳴り響き、その音を求めて世界中の楽器を何十個も買い求めましたが、あの音色は見つけられませんでした。『探してもダメなら作ろう!』とネパールの製造業者に依頼をしたのですが、細かく指示を出しても、寸法や音程、周波数もまちまちで、私の設計図通りの、共振共鳴し合う楽器はどんなに努力してもできませんでした。
意気消沈した私へ、『なぜ日本で作らないの?』と言ってくれた友人の一言に雷のような衝撃を受け、探し出し赴いたのが、日本ーのおりん制作会社でした。
私が求めている倍音が豊富な楽器は、倍音を抑えて作るおりんとは対極にあるので、すぐに理解していただくことは難しかったのですが、有り難いご縁に恵まれ、一緒にシンギング・リン®︎の制作に協力をして頂けることになりました。
卓越した日本の伝統工芸の職人技を持ってしても、何度も試行錯誤を繰り返し、様々な素晴らしいご縁とご協力のもとで2年の歳月を経て、音響楽器シンギング・リン® は、2004年12月10日に誕生しました。

それ以来、音の専門家、医療従事者などたくさんの方々から支持され、シンギング・リン®︎を使って心と身体を癒す新しい音響療法の確立にも尽力してまいりました。
シンギング・リン®︎の音響の特徴と効果は、多くの大学研究者の方々がご興味を持ってくださり、学術実験を繰り返す中で新たな事実も明らかになっています。
生まれつき心臓の不整脈があり、体内の血流音や心音を常に意識しながら生きてきた私は、音に対してことさらセンシティブな感覚を持ち合わせていたためか、現代文明の外界の音の殆どが不協和音に聴こえていました。
そんな私が、初めて聴いたチベタンボウルの音から究極の音探しが始まり、夢の中で響いた『幻の音』を具現化できたのは、外界の音ではなく魂に刻まれた”宇宙の音”を大切にしたいという本能が働いていたからかもしれません。
シンギング・リン®︎の音色を聴いてくださった多くの方が、『これは宇宙の音だ』とおっしゃいます。私たちの神秘なる生命の音と共振共鳴し合い、また地球上のすべての人、ものが調和へと向かうきっかけを創造していくことが、シンギング・リン®︎の役目ではないかと思います。
共に奏で、友となって力を合わせ、幸せに満ちた未来を創造してまいりましょう( ^^) _U~~♪
シンギング・リン®︎開発者
和 真音
シンギング・リン® 瑠璃 誕生秘話

瑠璃色は、私にとって幼い頃からとても心惹かれる色で、私には瑠璃色にキラキラ光る宝物のコレクションがあります。例えば、中学生の時に叔母にせがんでプレゼントしてもらった七宝焼きのブローチ、大学生の時にバイト代をはたいて買った螺鈿のブローチ&イヤリング、ニューヨーク5番街のショウウィンドーで一目惚れしたブラジルのサファイヤグラスフェイスの腕時計、オパールの指輪&ペンダント、卵型のガラスアート、光が当たると回り続ける地球儀など、、、瑠璃色大好きなんです(^_-)-☆
大好きなシンギング・リン®を瑠璃色にできないか、実は開発の段階から模索していました。しかし、2004年時点では、天然漆での塗装において、漆黒の金胎漆塗装開発も難題だったため、瑠璃色は到底無理だとあきらめていました。それが、漆黒リンの認知が高まった2015年、漆黒の漆塗装職人の増員で職人さんとの関係性がより深くなり、瑠璃色の漆の開発についての話が進んでいったのです。
漆自体は茶色の樹液ですので、きれいな色を再現するのは難しい課題です。まず日本画で使うラピスラズリを粉砕して作る顔料を漆に混ぜ塗装してみましたが、重ねて塗ると色が濃くなり黒ずんでしまいました。薄く塗ると筆跡や塗りムラが目立ってしまいます。そこで思いついたのは、もともとの超合金の金色と塗り重ねの濃淡を生かしてオパールのような美しい仕上がりにできなかというアイディアでした。塗装前の金色のシンギング・リンの表面に酸で斑模様をつける工程を加え、その上にラピスラズリの顔料ときらめきを保持するための真珠パウダーを絶妙な割合で混ぜた漆塗料を焼き付け塗装していきます。結果、斑模様と瑠璃塗料の掛け合わせが緑から藍色へと変化する絶妙なグラデーションを生み出し、筆跡もムラも芸術の領域へと進化することとなりました。


こうして色を出すことは可能になったのですが、いざ制作となると、酸で模様をつける工程の時間配分の難しさ、塗りと焼きの工程の温度と湿度管理による色の出方の難しさに直面し、実験を繰り返す中、びっくりするほどの数の失敗作が生まれてしまいました。残念ながらそれらはすべて溶かして削り直しです( ;∀;) 何度ものチャレンジを経て、職人さんの技が極まっていきました。
2020年特別versionとして発売した瑠璃リンは、最終的に108セットとなりました。当初100セットと予定していたのですが、失敗リンが多数出たため、何度も作り直しをしているうちに、少し数が増えてしまったのです。全く意図せず、最終的になぜか108という数となりました。
色の出方は季節の温度と湿度によっても変わることがわかり、宇宙108個、大地108個はすべて微妙に色と模様が違っています。最初はこの色の違いにとても戸惑ってしまい、発売を中止にしようかというところまで悩んで追い込まれてしまいました。しかし、色合いは好みがあるから正直に伝えて選んでもらえばよいのだと気づき、HPできちんと説明することとしました。色合いの違いが自分の中で腑に落ちたとき、瑠璃リンを机の上に一斉に並べてみると、びっくりするほど簡単に、宇宙と大地の組み合わせのペアが決まっていきました。本当に不思議なのですが、ぴったりのペアリングが存在するのです。
こうして、108セットの瑠璃リンは、特別なマーキングと名入れも施され、あっという間に完売となってしまいました。
有り難いことに完売となってもお問い合わせはやまず、今年になってすぐ職人さんに増産のお願いをしたのですが、瑠璃リン塗装の難しさを誰より痛感されていた職人さんからは、「しばらく考えさせてほしい」という残念なお返事でした。それが今回のコロナ禍により、職人さんの仕事の状況も一変。再度のお願いに、「時間をかけてゆっくりの生産であれば協力する」というお返事をいただくことができました。ピンチがチャンスとなって今回の再販にこぎつけたということなんです。
瑠璃リンの漆塗装をできる職人さんは世界にお一人しかいませんので、ご無理させることはできず、製造にはどうしても時間がかかります。また、色あいも模様も一つずつ趣が異なりますので、それを妙味と味わっていただけますようご理解をお願い申し上げます。真珠パウダーを混ぜていますので、艶やかな漆黒リンと異なりマットな風合いです。そのため、サクションカップの装着はお控えいただきたく存じます。
私の瑠璃リンは約一年前に製造していただいたものですが、おかげさまで毎日喜びと感謝の気持ちがあふれ幸せです。特製の金襴生地携帯袋に入れて旅行にも持ち運び、あちこちで奏でて楽しんでいます。漆黒リンは身体に乗せたり頭にかぶったりして気軽に活用し、瑠璃リンは演奏用として活躍してくれています。
ご要望にお応えして、単品でも購入ができますし、漆黒と瑠璃をセットにしていただくこともできます。いろいろなバリエーションが増えることでシチュエーションに合わせてシンギング・リンをご活用いただければ嬉しいです。(*´▽`*)
シンギング・リン®の音響が世界中で響き渡る笑顔あふれる健やかな未来を、ぜひご一緒に創出してまいりましょう( ^^) _U~~♪
こころからの感謝といっぱいの愛を込めて…
和 真音
♪好きなもの
みんなの笑い声、歌声、みんなが集まるところ
♪苦手なもの
ジメジメしたところ、ギラギラ直射日光、ホコリが溜まること(いつでもかまってちゃんです)
♪特殊能力
食べ物や飲み物を美味しくしたり、みんなを元気にしたり、心に寄り添い、誰とでも仲良くなること。
シンギング・リンが鳴ると、リンちゃんは世界中どこでも現れます。
リンちゃん4コマ漫画も、オンライン・ラウンジ会員さまに公開中!

シンギング・リン®キャラクター リンちゃん
音の精霊
リンちゃん
製造工程
シンギング・リンは、長い年月によって培われた日本の伝統工芸技術をいくつも駆使して、それぞれの職人の連携によって製造にこぎつけました。最高品質を目指すことに妥協せず、徹底的なこだわりを貫き、試作を重ね、やっと出来上がった思い通りの楽器、シンギング・リン®︎の製造工程をご紹介します。動画はこちらから

1.原料の溶解
主な原料である銅を溶かし、その他の金属およびケイ素を独特の調合で混ぜていきます。この調合には、先祖代々の秘伝の調合技術が駆使されており、さらに絶対割れない比率での調合にシンギング・リン®︎の秘密があります。

2.生型鋳造
調合した特殊合金を流し込んでゆっくりと冷やし固めていきます。気泡やガスが入ったりしないように、流し込みや温度管理の微妙な調整が必要です。一つのリンのために一つの型を作っては壊していくという、地道な作業が行われています。
生形鋳造法は、日本の伝統工芸手法として認定されています。

3.研磨・調音・成形
型から取り出すと、最終段階よりかなり分厚いシンギング・リン®︎が出来上がります。これを匠の手作業で研磨していきます。研磨しながら、楽器メーカーが使うチューニング・メーターと職人の耳を駆使して、意図した音が出るまで丁寧に調音していきます。
この研磨とチューニングの微調整までに数週間を要します。ここまでがリンの「銅器」としての伝統工芸品の側面です。

4.錆止めの油脂塗装
銅はそのままではすぐ青く錆びてしまうため、腐蝕しないように油脂を塗ります。それから漆の焼き付けをする職人のところに運ばれます。ここから先は「漆器」としての工程です。
金属の上にきれいに漆を塗るために、「焼き付け塗装」という技法が使われます。これについては、6の工程で詳しく説明します。

5.脱脂と汚れ落とし、そして下地づくり
まず、「焼き付け塗装」前の「脱脂」という作業を行います。錆び止めのために塗った油脂を一度全部取って、乾かして生地を出します。
そして乾かした後に漆を焼き付けやすくするために特殊溶液に浸して、「ファンデーション」と呼ばれる下地作りをします。

6.焼き付けと漆塗り
次に、先ほど説明した「焼き付け塗装」に入ります。溶液をきれいに洗って、銅器をバーナーで熱く焼きます。
その上に丹念に漆を焼き付けては塗り重ね、さらにオーブンに入れて焼きます。この工程を「地塗り、中塗り、仕上げ塗り」という具合に、何度も繰り返していきます。裏面も同じように焼き付け塗装を行います。金属に漆を焼き付けていく伝統工芸手法を金胎漆技法と呼びます。その精巧さは、世界一の職人技です。
実は、ペンキのような他の塗装方法も試しましたが、リンの響きと余韻を長く響かせるためには、被膜が薄く密着度が高い漆塗装が最適でした。

7.蜜蝋
「蜜蝋」と呼ばれる天然ワックスを塗って、なじませて磨き、仕上げます。

8.世界最先端技術 レーザーマーキング
塗装がすんだシンギング・リン®︎は、一度Sion.Inc.に送られ、厳しい検品に合格したものだけが、レーザーマーキングの会社に送られます。
シンギング・リン®︎には、化学着色塗料を使わず、世界最先端のレーザーマーキング技術を使用して刻印をします。
この高度なレーザーマーキング技術は、非接触加工となるため、本体を傷つけることがなく、また、レーザーにより溶融されたケイ素が、保護膜となって、シンギング・リン®︎を錆びさせにくくする効果もあり、品質保持と耐久性を兼ねあわせています。
こうして、1つ1つ手作業でシンギング・リン®︎の「調和の取れた美しい」オリジナルマークが表面に、そして会社のロゴとシリアルナンバーが裏面に刻まれます。

9.完成
このような工程を経て、一つのシンギング・リン®︎が出来上がるのに 2~3ヶ月を要します。
緻密な設計を、最高度の日本の職人技術によって、素晴らしい工芸品として結晶化したシンギング・リン®︎。
Sion.Inc.では、美しい音色とともに、日本の匠の技の素晴らしさを世界に伝えていきたいと願っています。
シンギング・リン®︎は、Sion Inc.で商品登録されており、代理店制度をとらず、Sion Inc. のオンラインショップでのみ購入が可能です。その他のウェブサイトや方法でご購入されるものは、正規のものではございませんので、ご注意下さい。